エレコムKM-A22BBKは、キーボードなどUSB接続の周辺機器を、2台のPCで切り替えて共用するためのスイッチ付きUSBハブです。
切替スイッチ付き二股USBコード
こういう地味なアイテムはあまりレビューもないようなので、簡単ですが、わたしが書いてみます。
エレコム KM-A22BBK
配線を図示するとこうなっています。
スイッチ部分と本体にLEDがあり、現在どちらのPCに繋がっているか、緑とオレンジのLEDで教えてくれます。
スイッチのコードは1.8mもあるので、手元で切り替えできます。PCに接続するUSBケーブルの長さは、それぞれ1.2mです。
どういう動作をするか
この製品の動作は以下の通りです。
- プッシュスイッチを1回押すごとに、接続先PCが切り替わります。
- 片方のPCがシャットダウンまたはスリープ状態になると、自動的に他方のPCに切り替わります。
上記の「2」の動作が地味に便利です。朝、電源を入れた方のPCに勝手にマウスとキーボードを接続してくれるので、切り替えを意識せずに仕事を始められます。
どんなUSB機器を使えるか
たいていのUSB機器が使えそうです。ちなみに、わたしが繋いでいるのは、
- キーボード(Apple純正)
- マウス(ロジクール・ゲーミングマウス)
- オーディオインターフェイス(Sony製マイクの付属品)
- USBメモリ
- Mini SDカード
- たまに外付けのSSD
です。
これだけの機器をボタンひとつで1秒で切り替えれるのはとても便利です。記憶メディア系のデバイスも、切り替え先のPCに自動的にマウントしてくれます。
オーディオインターフェイスには、ヘッドフォンとマイク、またはマイク付きのヘッドセットを繋いで、音声入力やビデオ会議等に使用しています。
USBハブを使えるか
マウス等を繋ぐためのUSBポートは2つしかありませんが、USBハブを接続可能です。わたしは、エレコムの4ポートのUSBハブを繋いで、5ポートに増やしています。
Macで使えるか
Macでも使えます。わたしはMacとWindows PCを併用していて、その切り替えに使っています。
ちなみに使用PCは、
- Mac mini 2014 High Sierra
- Windows 10 自作機 (Asrock J5040オンボード)
です。
エレコムの公式サイトには対応OSが
- Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP/2000
- Mac OS 10.3/10.8
と書いてありますが、Mac OS 10.14(Mojave)でも正常に使えています。
USBメモリの転送速度
USBメモリを常時つないでおけば、2台のPC間のデータ共有に使えます。データをUSBメモリに置いておき、切り替えたPCですぐ作業に入れます。
ただし、この製品はUSB2.0にしか対応していないため、USB3.0のUSBメモリを挿しても転送速度はUSB2.0の速度が上限です。普通の事務作業用のデータをやりとりする程度なら、USB2.0でも遅いと感じることはありません。
以上、まとめると、エレコムKM-A22BBKは、とにかく地味に便利な機器です。パソコンとわたしの間に空気のように存在して、仕事をサポートしてくれます。おすすめできます。