オフィスチェアの修理【座ると下がる・上がらない】

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座ると下がるオフィスチェアの修理

昇降式のオフィスチェアやゲーミングチェアは、長年使っているうちに徐々にガスシリンダー内のガスが抜けます。ガス圧が下がると、レバーを引いても座面が上昇しなくなります。ひっぱって無理に上げてもきちんと止まらず、座ると沈みます。

ガスシリンダーを交換すれば直りますが、今回はもっと簡易に、費用をかけずに応急修理をしてみました。

自分でできる応急修理

ネットで修理方法を検索すると「割り箸をつっかえ棒にする方法」を推奨するサイトがいくつも出てきますが、自分の体験上、その方法では実用的な耐久性は得られません。理由は「オフィスチェアは回転する」からです。

つっかえ棒の上部が当たる座面裏側は回転しますが、下部が当たる脚部は回転しません。座面を回転させると、つっかえ棒は回転方向に傾いて、はずれてしまいます。

つっかえ棒に金属を使っても同じです。何度か回転させるうちに徐々に傾いて、はずれてしまいます。

塩ビのパイプで応急修理

わたしがおすすめする方法は、椅子の支柱に、塩ビ管(塩化ビニール管)などの「パイプ」をかぶせる方法です。

これなら、回転してもはずれません。

ただし、パイプを被せるために、椅子の脚を分解する必要があります。その分ちょっと手がかかります。作業時間は10分程度です。

作業手順

《ガスシリンダーの銀色の部分を脚部から引き抜き、塩ビ管を被せて、元に戻す作業です》

まず最初に、座面の位置を最大まであげます。レバーを操作しても上がらない場合は、椅子の脚に足をかけて、座面をちからまかせに引っ張って、シリンダーを最大まで伸ばしてください。

次に、椅子を横に倒して、脚部の裏側にあるガスシリンダーのピン(止め金)を引き抜きます。マイナスドライバーで持ち上げてずらせば簡単に外れます。

椅子の支柱を、脚部から引き抜きます。

支柱の最下部には椅子を回転させるためのボールベアリングがあります。支柱を引き抜くときに落下するので、なくさないように注意してください。部品の装着順序も覚えておいてください。

ボールベアリングを、2枚のワッシャーが挟んでいます。3つでワンセットです。

この部分にはグリス(潤滑油)がたっぷり塗ってあるので、室内で作業する場合は新聞紙を敷いておくことを強くお勧めします。

支柱に塩ビ管をはめます。支柱の太さは28ミリなので、それより内径の大きい塩ビ管を買ってください。多少ガバガバでも大丈夫です。

この塩ビ管の長さで椅子の高さが決まります。ホームセンターで塩ビ管を購入すると、50円程度の追加料金で任意の長さにカットしてくれます。

なお、わたしは塩ビ管ではなく「塩ビ管の継ぎ手」を使ったので、切断作業は不要でした(上の写真)。使用した継手の型番は以下のとおりです。

DV継手ソケットDS40 (ホームセンターで1個48円)

この継手の高さは47mmで、2つ重ねたらちょうどいい高さ(10センチ弱)になりました。

この「DS40 継手」は、直径も、ガスシリンダーのアウター側の直径(50.8mm)と絶妙に合うので、おすすめです。

以上で作業はほぼ完了です。

もと通りに組み立てます。ボールベアリングの部品の装着順序に気をつけてください。

最後に、最初に外した底部のピン(止め金)をもとどおりはめて完了です。

座った感触は、体重をかけても安定していて、回転もスムーズです。

ガスシリンダー交換による修理

塩ビ管による応急修理は、高さが固定されてしまい、調整できません。根本的な修理をするには、ガスシリンダー(椅子の支柱)の交換が必要です。

ガスシリンダーは汎用品でOK

オフィスチェア用のガスシリンダーは、Amazonで2000円程度で購入できます(サンワサプライ製)。

サンワサプライ(Sanwa Supply)
¥2,544 (2022/12/03 18:18:13時点 Amazon調べ-詳細)

ガスシリンダーの直径は世界的に規格化されています。

  • 外部シリンダー径:50.8mm(2インチ)
  • 内部シリンダー径 : 27.94mm(1.1インチ)

なので、よほど特殊な椅子でない限り、他社製のオフィスチェアでも、海外メーカーのゲーミングチェアでも、汎用のガスシリンダーが使えます。あとは長さ(高さ)の問題になります。

ガスシリンダーの交換方法

ガスシリンダーは、脚部と座面にただ差し込んであるだけなので、反対側からハンマーで数回叩けばスポンと外れます。

座面裏側のネジをゆるめて座面を外し、露出したシリンダー上部をハンマーで叩けばスポンと外れます。

つぎに、椅子をひっくり返して脚部の中央を叩いて下側も外します。

あとは、新しいガスシリンダーをすぽっと差し込めば交換完了です。

ガスシリンダーの交換作業は、塩ビ管による応急修理よりも簡単です。業者に依頼するほどの作業ではありません。自分ひとりでできますし、費用も約2000円と安いので、交換にチャレンジしてみても良いと思います。

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