楽天が運営するIPフォン、SMARTalk(Fusion ip phone)に登録してみましたが、どうもうまく機能しません。受話は問題ないのですが、送話(相手に聞こえるこちらの声)の音量が小さくて、実用に耐えません。いろいろ試してみた結果、その解決法を見つけたので、誰かのお役にたてばと思い、記事にします。
SMARTalkの送話音量が小さいときの解決法
SMARTalk(楽天Fusion ip phone)に登録し、公式アプリをイントールして試用してみたのですが、送話音量が極端に小さいです。マイクに口を寄せて大声で話しても、相手には、こちらの声がほとんど聴こえないようです。
原因をネットで探してみたところ、どうやら私が使っているスマートフォン(Freetel Priori2)とSMARTalkのアプリの相性が悪く、送話音量が小さくなってしまうようです。
設定方法
そこで、設定をいろいろいじってみたところ、解決策らしきものを見つけました。
キーパッド画面の右上の三点マークをタップしてメニューを開きます。
メニュー画面で、
環境設定 → サウンド設定
と進みます。
サウンド設定の画面には「マイク音量」という項目があり、ここでマイクの感度を調節できる仕組みになっています。しかし、当面発生している問題はもっと奥が深いようで、マイクの感度を上げても、相手に伝わる声は相変わらず小さいままです。
その2つ下にある「古いAndroidの利用」という項目を見てください。
「古いAndroidを利用していて、音声に問題がある場合には、この設定を有効にすることで改善される場合があります。」
と書いてあるところです。
この項目のチェックボックスにチェックを入れます。
Priori2は、Android5.0 (Lollipop)なので、決して「古いAndroid」ではないのですが、不思議なことでこれで改善されます。つまり、こちらの声が、相手にちゃんと聞こえるようになります。
Priori2は中華スマホを転用した廉価版スマホなので、Androidの新しいバージョンに十分に対応できていないのかも知れません。
理由はともかく、とりあえずこの設定をすると、Priori2でSMARTalkを使えるようになりますから。是非試してみてください。
MVNOでの使用感・ひとことレビュー
ついでに、使用感を簡単にレビューしておきます。
格安SIM(低速モード)での運用
わたしはSMARTalkを、月額数百円のDMMの格安SIMで運用しています。普段は低速モードに設定してあるので、1Mbpsを遥かに下回る通信速度です。平均すると0.3Mbpsくらいだと思います。
それでも普通の通話に支障はありません。若干エコーがかかったような荒い音質ですが、話の内容はちゃんと伝わります。仕事では使いにくいですが、プライベートでの使用ならこれで十分です。
音声の遅延も、気になるほどではありません。
プッシュ方式での受信
SMARTalkは、プッシュ方式での着信に対応しています。ただし、アプリが全く起動していない状態では着信しません。
いったん通話アプリを立ち上げて、待機状態にしておく必要があります。
上図の「省電力待機中」という状態にしておけば、電話がかかってきた際に呼び出し音がなります。
SMARTalkは月額基本料無料で050番号がひとつ持てるので、通販サイトに電話番号を記入するときなど、本来の電話番号を使いたくないときのために、とりあえず登録しておくと役に立つと思います。