ミニバード(ネットオウル)のレビューです(料金、容量、転送量、評判など)

ネットオウル社のレンタルサーバー「ミニバード」(Minibird)の使用感をレビューします。ひとことで言うと、安定しています。反応速度についても問題を感じません。評判が良いのもわかります。

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ミニバードを選んだポイントは、料金と転送量上限のバランス

安定度は問題ないミニバード

このサイトは開設から約3年になります。開設最初はWordpressではなく、テキストエディタでHTMLタグを平打ちしてサイトを作っていたので、無料レンタルサーバー(忍者ホームページ)を利用していました。

その後、独自ドメインをとって、ネットオウル社のレンタルサーバー「ミニバード」を借り、Wordpressを導入してブログ化しました。

以来、ミニバードを数年使ってきて、何のトラブルもありません。まるでガスや水道やNTTの電話のごとく、あたりまえのように正常に運用されています。
非常に安定したサーバーだと思います。

2chのスレッドが伸びないのは安定のしるし

2chのレンタルサーバー板に、「Netowlってどうよ?」というスレッドがあります。スレッドが立ったのは2009年ですが、いまだに書き込みが1000件に達していません。直近一年間の投稿数は31件でした。

ネットオウル社のレンタルサーバーの利用者は結構多いのに、こんなにスレッドが伸びないのは、「トラブルがないので書くことがない」ということに尽きると思います。逆に頻繁にサーバーが落ちる会社のスレッドは大賑わいのようですから。

2chのスレッドが伸びないのは、サーバーが安定稼働している証拠です。

わたしの利用形態

わたしは、このブログのほかに3つのサイトを運営しています。Wordpressのサイトが2つと、HTMLサイトが1つです。
すべてミニバードの1つのアカウントで運営しており、4サイト合計のページビューはおおむね1.8万pv/日くらいです。月間だと約55万pv/月になります。

わたしのサイトは画像のあるページが多いので、転送量は1日あたり3.3GB、月間で100GB程度になります。まれにアクセスが集中する日があり、そういうときは1日で5GBを超えることもあったと思います。それでも問題は生じませんでした。

わたしがミニバードに決めた経緯

他の格安レンタルサーバーとの比較

サーバーを選ぶにあたって気になったのは、転送量の上限でした。各社の低価格帯の主要なレンタルサーバーを比較したのが下の表です。

格安サーバーのスペック比較
サーバー名 年間費用 転送量上限 容量上限
ミニバード 3240円 150GB/月 50GB
さくらライト 1543円 40GB/日 10GB
さくらstd. 5142円 80GB/日 100GB
ロリポップ 3240円 5GB/日 50GB
バリューeco 2160円 150GB/月 50GB

このうち、さくらライトはMySQLを利用できません。詳細なスペックは、各社のサイトを参照してください。

ミニバード

さくらのレンタルサーバ ライト

さくらのレンタルサーバ スタンダード

ロリポップ レンタルサーバー

バリューサーバー

転送量が上限に達した場合の扱いは各社各様

ロリポップは、転送量の制限が1日あたり1GB(コロリポプラン)または5GB(ロリポプラン)と小さく、しかも上限に達したとたんに有無を言わさず制限をかけるということで、候補からはずしました。
(※追記:現在はロリポップのスタンダードプランは1日あたりの転送量上限が60GBと大幅に拡大されています。)

さくらインターネットは転送量に余裕があります。さくらライトは月額100円余りという格安にもかかわらず、1日あたり40GBという余裕の転送量です。(その点は良かったのですが、2週間無料試用した結果、操作性が悪く、候補からはずしました。詳しくは後述します。)

ミニバードは1日あたりの上限が公表されておらず、月間150GBが目安とされています。この月間150GBというのもあくまでも「目安」で、これを超えると直ちに制限がかかるわけではなく、継続して上限を超えている場合にのみアクセス数の推移をみながら判断するとのことです。

月間上限の150GBという量は、Yahooのトップページ(約430Kb)が350000回表示できるデータ量です。日割りで考えれば10000回/1day以上なので、普通の個人ブログ用のサーバーとして使うなら十分な転送量だと思います。

ちなみに、今ご覧頂いているこのページ(PC版)の総データ量は1.4Mb程度あります。ずいぶん大きいですが、そのほとんどは広告バナーのデータです。広告データは自分のサーバーから送信されるわけではないので、転送量の制限とは関係ありません。実際に自分のサーバーから転送されるデータ量は、せいぜい数百Kbだと思います。
したがって、ミニバードで充分なわけです。

さくらインターネットやロリポップにしなかった理由

さくらインターネットにしなかった理由

実は、ミニバードに決める前に、さくらインターネットの「ライトプラン」を試用しました。さくらインターネットには2週間の無料試用期間があります。

≫ さくらのレンタルサーバ無料試用はこちら

当時わたしはWordpressを使っておらず、HTMLファイルを置ければよかったので、MySQL(データーベース)が使えないライトプラン(月額129円)で充分でした。

問題になったのは反応速度でした。ときおり、200kB程度のHTMLファイルを表示するのに30秒以上遅延することがありました。また、FTP接続時のフォルダ移動に異常に時間がかかり、フォルダひとつ開くのに10秒以上待たされることが頻繁にありました。

たまたまわたしが割り当てられたサーバーに迷惑な隣人が居ただけなのかも知れませんが、正直、実用になるレベルではないと感じました。

上位プランの「スタンダード」は試用していませんが、「ライト」よりヘビーユーザーが多そうですし、避けた方がよいだろうと思い、さくらインターネットは選択肢からはずしました。

ロリポップにしなかった理由

ロリポップは、先述のとおり転送量に関する制限が厳しく、突発的なアクセス増加に対処できなさそうだったので選択肢からはずしました。
また、個人的な趣味として、あの個性的なウェブデザインが目障りで耐えがたかったのも理由のひとつでした。

※追記: 現在は1日あたりの転送量上限が60GBに拡大されています。もしも将来サーバー変更を検討することがあれば、ロリポップも選択肢に入れると思います。

≫ロリポップの無料試用(10日間)はこちらから

その他のレンタルサーバーについて

その他の格安レンタルサーバも検討はしましたが、ミニバードを試用してみたら使いやすかったので、さっさと決めてしまいました。なお、レンタルサーバーの比較サイトによると、バリューサーバーは初心者にはあまり使いやすくないそうです。

追記:ミニバードのセキュリティ対策

ミニバードを運営するネットオウルは、セキュリティにも意を用いています。

例えば、先日、Wordpressバージョン4.7.1に脆弱性が発見されましたが、これに対してミニバードでは脆弱性の原因であるREST APIへの海外IPからの接続を制限し、第三者によるコンテンツの改ざんを防ぐための措置をとりました。

このように、セキュリティ面の対策も必要に応じて随時おこなわれています。

ミニバードの割引料金

ミニバードの料金は上述のとおり年額3240円(税込)ですが、ネットオウル社が運営する「スタードメイン」でドメインを取得した際に付与されるポイントを使ってさらに安く収めることができます。

たとえば、「.com」や「.net」のドメインを取得した場合、年額1274円(税込)の5%にあたる254ptのネットオウルポイントが付与されます。これをレンタルサーバーの年額費用に充当できます。

わたしはスタードメインで2つのドメインを取得しているので、毎年合計508ポイント付与されます。これを充当すると、ミニバードのレンタルサーバーは実質年額2732円(税込)となり、月額230円程度で50万pvを支えるサーバーを維持できることになります。

初年度から割引を利用したいなら、先にドメインをとってポイントを取得してから、そのポイントを使ってサーバーの申し込みをするとよいと思います。

ミニバードは2週間無料で試用できるので、まずは試してみることをおすすめします。

》ミニバードの無料試用はこちらから

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