Fomaの解約:基本料金は日割りになる
Docomoの3G回線「Foma」は、2026年3月末日に停波します。あと約3年。今後3年間は、Fomaを解約して4Gや5Gの回線に移る人が多くなると思われます。
わたしはずっとFomaの音声SIM(ガラケー用)を愛用してきましたが、この度それを解約し、mineo(MVNO)にナンバーポータビリティ(MNP)で引っ越しました。
※これまで、デュアルSIMのスマホに、Foma(音声通話SIM)とmineo(データ通信専用SIM)の2枚のSIMを差していました。今回、その両方を解約して、mineoのデュアルプラン(通話+データ)のSIM1枚にまとめました。
Fomaの解約にあたって気になったのは、最後の月の基本料金は日割りになるのか、という点。結論から言うと、日割りになります。
ネット情報では日割りにならないと…
インターネットで、「Foma 解約 日割り」で検索すると、「解約した月は日割りにならない」という情報が山ほどでてきます。
しかし検索上位にでてくるこれらの情報は、Docomoの4Gや5Gのスマホ用の回線に関するものです。Foma(3G)のような古代の回線の話は、情報の鮮度を重視するGoogle検索では上位に表示されないからです。
古いガラケー用のFoma(音声SIM)であれば、解約した月の基本料金は日割りで請求されます。
実際にFomaを解約してみました
実際に、Fomaを解約してみました。解約した契約プランは、10年以上前から使っている音声通話専用の「タイプSS バリュー」。基本料金1,000円程度で、1,000円分の無料通話が付属するタイプです。
解約の前月(4月)の請求額は997円でした。
5月2日にネットで解約手続(MNP回線の切替手続)をして、翌日(3日)にMy Docomoで確認したところ、5月分は2日間(5月1日〜2日)の日割りの金額(48円)になっていました。
ということで、Fomaの従量制の音声SIMを解約すると、解約月の基本料金は日割りになります。
注意が必要なのは、日割りになるのは従量制契約の「基本料金」…という点。「かけ放題」や「パケ・ホーダイ」などの契約をしている場合、その料金は日割りになりません。
音声通話専用SIM以外のプランを解約する場合の取り扱いについては、Docomoの問合わせ番号151(通話料無料)に電話して、ご自身の契約プランを伝えて確認することをお勧めします。
無料通話分の残額は失効する
タイプSS バリューは、毎月1,000円分の無料通話が付与されます。余った分は翌月に繰り越されるので、わたしは解約時点で約3,000円分の無料通話が残っていました。
この無料通話の残額は、解約により失効します。換金やポイント引き換えはできません(解約前に使い切る以外の使い道はありません)。
ちょっと勿体無いですが、どうしようもありません。
※なお、ファミリー割引グループ内で無料通話の余剰分を共有できる制度は、2015年に廃止されています。
MNPの解約タイミング(解約日)
携帯電話番号を継続して使用できるMNPをする場合、解約日は、移転先で回線切替操作をした日になります。
Docomo側での手続きはMNP予約番号の取得だけで、あとはすべて移転先のみで手続きが完結します。
Docomoの日割額を最小にするためには、前月下旬にDocomoでMNP予約番号を取得して、移転先の新規回線を申し込んでおき、月が変わったらすぐに移転先で回線切替手続きをします。回線が切り替わると同時にDocomoの契約は自動的に解約されます。
以上、Fomaを解約する場合の料金にまつわる諸々の話でした。