わたしのデスクは狭く、しかも雑然としているので、テンキー付きのフルサイズキーボードは邪魔になります。テンキーなしのコンパクトキーボードに買い換えることにしました。
おすすめの有線キーボード
わたしはいわゆる「有線厨」でして、マウスやキーボードは有線接続していないと落ち着かないタチです。今回も、ワイヤレスやBluetoothは選択肢に入っていません。
また、深夜に自宅で仕事をするので、打鍵音が小さいほうが家人に気兼ねなく作業できます。
つまり条件は、
- 有線接続(USB)
- テンキーなし
- 静音キーボード(カチャカチャいわない)
この3つは最低条件です。
さらに、キータッチを試して買いたかったので、店頭に実機が展示されているモデルから選ぶことにしました。
そうなると、選択肢は自然と2つに絞られました。
- エレコム TK-FCP096BK
- サンワサプライ SKB-E3U
価格は両方とも2,000円台です。
エレコム製キーボードを購入しました
わたしは当初、英語キーボードを探していたので、第一候補は英語配列キーボードのサンワサプライSKB-E3Uでした。
英語キーボードを探していた理由は、持ち歩いているノートパソコンが米国版のChromebookで、英語キーボードだからです。統一したほうが楽かと思い、デスクトップ用のキーボードも英語版を探していました。
しかし、店頭でSKB-E3Uの実機を触ってみて、
こりゃだめだ
と思い、エレコムのTK-FCP096BKを購入するに至りました。TK-FCP096BKには英語版はないので、あきらめて日本語キーボードを購入しました。まあ、慣れれば使い分けはなんとかなるでしょうから。
SKB-E3U(サンワサプライ)を買わなかった理由
SKB-E3Uを買わなかった理由は、
耐久性が疑問
という一点につきます。
Amazonのレビューでも複数のユーザーから耐久性の問題が指摘されているのですが、店頭の展示機を確認したところ、壊れて無残な姿をさらしている個体が多かったです。実機の状態は、池袋のビックカメラと秋葉原のヨドバシカメラで確認しました。
こういうふうにキートップが外れやすいのが、この機種のウィークポイントのようです。
SKB-E3Uのシリーズは、同じような作りで横展開していて、いくつかの類似バージョンあります。日本語配列、英語配列それぞれについてテンキーなしとありの2タイプ。さらに静音機構を備えたタイプもあります。
- SKB-E3U テンキーなし英語配列
- SKB-E2U テンキーあり英語配列
- SKB-SL18BKN テンキーなし日本語配列
- SKB-SL17BKN テンキーあり日本語配列
- SKB-SL19BKN 静音タイプ
さらに、接続方法のバリエーションとして、ワイヤレスのシリーズも展開しています。
- SKB-WL23BK ワイヤレス・テンキーなし
- SKB-WL22BK ワイヤレス・テンキーあり
ヨドバシカメラにはシリーズの全機種が展示されているのですが、そのほとんどの展示機のキーが破損していました。
キートップが外れて、パンタグラフが露出した状態です。
ファンクションキーが外れているものも。
ワイヤレスタイプも、キーの作りは同じなので、やはり外れていました。
全部壊れています…
ヨドバシカメラの名誉のために付記しておくと、店頭展示機のうち破損しているのはサンワサプライのこのシリーズだけでした。他社製およびサンワサプライの他機種は手垢で汚れてはいても、壊れてはいません。サンワサプライのこのシリーズだけが、ポコポコとキーが外れていました。
これは偶然とは思えないです。設計上の問題でしょう。
また、薄いプラスチックのペチペチした打鍵感はまだ許せるとしても、パンタグラフの沈み方が左右均等でないのは困ります。タイプするとキーが左右にぐらつきながら沈む感じです。
そういうわけで、SKB-E3Uは避けることにしました。
TK-FCP096BKのレビュー
結局、購入したのはエレコムのUSB有線キーボードTK-FCP096BKです。
日本語フォントが小さめなので、普通の日本語キーボードよりスッキリしてみえます。というか、いまだにこの「ひらがな」を見て入力する人って多いのだろうか。もう省略してもいいんじゃないですか? メーカー様。
キーピッチは19.0mmのアイソレーションタイプです。パンタグラフ方式です。キーストロークは2.0mmなので、Macbookよりは深いです。
わたしがそれまで使っていたのは、Apple純正のiMac用テンキー付きキーボードです。TK-FCP096BKのキーストロークはこれとほぼ同じです。わたしはこのMacキーボードをWindows7とWindows10のPCにつないで使っていました。
TK-FCP096BKのキータッチは、このApple純正キーボードに似ています。浅いながらも押し下げ感があり、しっかりした反発力もあります。指を適度に押し戻してくれるので、長くタイピングしても疲れません。
薄型タイプなのですが、本体に鉄板の芯が入っているので、剛性感があります(写真はエレコム公式サイトから)。
強く早く打っても、たわみや歪みが生じないので、安定して入力を続けられます。
また、鉄板のおかげで軽すぎないので、この種の薄型キーボードにありがちなタイプ時の横ずれがなく、安定しています。あまりに軽量だと、USBケーブルの抵抗で机上で動いてしまったりしますから、この程度の重量は必要だと思います。約394gなので、iphone8の2.5台分くらいの重量になります。
Apple純正キーボードから乗り換えて違和感なく使えるキーボードが2,000円台で買えるというのは、もうそれだけで大したものだと思います。
今の時点でほぼ1ヶ月使ってきましたが、とくに不満はありません。あと1年くらいは、とりあえずこのまま行こうと思います。
なお、同じ設計でテンキー付きのモデルもあります。