スマートフォンが充電できない-スマホのマイクロUSBを修理する

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Androidスマートフォンのバッテリー(リチウムイオン・バッテリー)が、充電できなくなりました。すでにメーカー保証期間は切れており、修理は有料になるので諦めて買い替えようかとも思ったのですが、自分でなんとか修理できました。その顛末を記事にします。

スマホが充電できない原因

スマートフォンのジャックにマイクロUSBの充電ケーブルを挿しましたが、数時間待っても、電池残量が増えません。充電できない原因はどこにあるのでしょうか。

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充電できない原因を探す

以下の手順で充電できない原因を探しました。

  1. 最初に充電器やUSBケーブルの断線を疑いました。
    充電器とケーブルで、ほかのスマートフォンを充電してみたら、問題なく充電できました。充電器にもUSBケーブルにも問題はありません。ということは、充電できない原因はスマートフォン本体にあるようです。
  2. スマートフォンを再起動
    これは、すべてのスマホのトラブルで、とりあえずやってみるべき対処法です。しかし、わたしのスマホは再起動後も充電できませんでした。
  3. バッテリーの接触不良を疑う
    バッテリーを一旦外して、メガネ用のクリーナー(アルコール入り)で電極を拭いて、再取り付けしました。それでも充電できませんでした。
  4. マイクロUSB経由でPCに繋いでいてみて、データ通信ができるか試しました。
    充電だけではなく、データ通信もできないことがわかりました。USBケーブルでPCに接続しても、PCがスマホを認識しません。
    データ通信ができないということは、不具合の原因はバッテリ関連に限った箇所ではないということです。

以上を踏まえて、原因はマイクロUSBジャックの接触不良ではないかと見当を付けました。

単なる接触不良であれば自分で対処可能です。いろいろ工夫した結果、無事に充電できるようになりました。

わたしがやったことを以下に実行順に書きますので、「わたしのスマホも充電できない!」という方は、試してみてください。

修理完了までの手順

接触不良の原因がわからなかったので、いろいろ試してみました。

マイクロUSBのジャックをエアダスターで掃除する

金属の接点にホコリがついて接触不良になることはよくあります。スマホのマイクロUSBジャックの内部をエアダスターでブローして、ホコリを飛ばしてみました。

エアダスターというのは、空気のスプレー缶です。殺虫剤や整髪料ではなく、ただの空気だけが吹き出るスプレーです。これでホコリを飛ばします。エアダスターが家にない方は、ストローで強く吹くか、歯ブラシで優しく掃除してみるとよいと思います。

しかし、わたしのスマホは、この方法では回復しませんでした。

接点復活剤を使ってみる

マイクロUSBの接点が劣化して接触不良を起こしている可能性も考えられます。

接点の電導性を復活させるための専用の薬剤(接点復活剤 KURE コンタクトスプレーなど)が市販されているので、それを使えば最も効果的に接点の洗浄ができますが、手元になかったので身の回りのもので代用しました。

こういうときに使える便利な道具が「鉛筆」です。黒鉛筆の芯は黒鉛なので、電気を通します。接点に鉛筆の粉を擦り付けると、接触不良がなおると言われています。

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マイクロUSBのメス側(スマートフォン側)の穴にHBの鉛筆を差し込んで、接点部分の5つのピンをカリカリこすって、黒鉛の粉を付けました。

しかし、あいかわらず充電はできませんでした。

USBジャックの接点を曲げてみる

接触不良を起こしているマイクロUSBの穴は、下図のような構造になっています。マイクロUSBの形状は工業規格で決まっているので、XperiaでもGalaxyでもarrowsでも、ZenfoneやHuaweiなどのSIMフリースマホでも、全部同じ構造です。キャリアも問いません。ドコモでも、ソフトバンクでも、auでも、マイクロUSBの規格は同じです。

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マイクロUSBジャックは5角形をしていて、穴の真ん中に小さなプレートが立っています。プレートの片面に電極が5つ付いています。5つある電極のうち、両端の2つが電源供給用の端子です。内側の3つはデータ通信用です。

USBケーブルを何度も抜き挿ししているうちに、このプレートが歪んで正しい位置からずれると、ケーブル側の電極と密着しなくなり、電気が通らなくなります。そうなると、充電もデータ通信もできません。

正しい位置に調整するために、少し曲げてみました。

幅2㎜の極細のマイナスドライバー(精密ドライバー)を差し込み、てこの原理で「くいくい」と少しづつ軽い力で曲げてみました。下図を参照してください。マイクロUSBのメス側の断面図です。

上の写真とは上下が逆になっているので注意してください。

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精密ドライバーがなければ、楊枝等で代用できると思います。曲げすぎないように、やさしく、何度かに分けて少しづつ試してください。

曲げる方向を間違えると逆効果なので、念のために再度図示しておきます。マイクロUSBのジャックは正面から見ると台形をしています。台形の短辺の方向に曲げてください。

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写真で示すとこうなります。

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必ずうまくいくとは限りません。自己責任でどうぞ。無事に充電できるようになることをお祈りいたします。

接触不良が原因でスマートフォンがUSB機器を認識しないときや、データ通信やデータのコピーができないときにも、同じ方法で修理できる可能性があります。